流星side

やっと手に入れた大切な存在

それを俺の弱さのせいで、失うことになるなんてメイド服姿の結衣を楽しみにしている俺には考えることもなかった。

「流星、瑠羽ちゃんのメイド服姿独り占めしちゃだめだよ。文化祭の売上No.1目指すんだから。」

ニコッと微笑む琉貴

どうせ、売上No.1の奴に御褒美があるから琉貴は頑張ってるんだろうけど毎年どうでもいいものばっかだ。

こんなことを思ってるなんて海陸さんに知られたら殺されそうだ。

でも、金に困ってねぇ俺にしたらどれも叶うものばっかで退屈なんだ。