「あぁ、約束してやるよ。その代わり結衣、お前はずっと俺のもんだぜ?」

流星に見せつけるかのように私を引き寄せた龍也は肩を震わせ笑っていた。

「わかった」

「結衣ッ!」

動こうとする流星を見つめて動きを封じた。

唇を噛み締めている流星がこんなにも守りたいと思う。

「流星ありがとう。」

ごめんねなんて言わない。

私は必ずここに帰ってくる。

流星が私じゃない誰かを愛していても。

ただ、龍也を潰すのは今じゃない。

機会をみて確実に龍也を潰すんだ。

過去とはそろそろさよならしなければならない。