添えられた手は親指だけが動き親指の腹で私の頬を撫でている。
なんなのこの状況
しまいには頭におでこ、目、鼻、口にキスをされる始末
いつも強引で私の事なんて性欲処理くらいにしか思っていないんだと思っていた。
なのになんで私なんかに執着するのか。
ずっと疑問だった。
たとえ彼が私の実家である家を継ぐためとはいえ、私なんかを嫁にしなくてもあの家に私はいないも同然
そう考えをめぐらせている間にも龍也は私の頬を撫で至る所に優しくキスをする。
起きてどうしてそんなことをするのか聞きたい。
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