愛してやる。Ⅱ

目が覚めると龍也の胸板が目に入り抱きしめられているのだと分かった。

今までそんなこと一度もなかったと思う。

たまたま私が起きていないだけ?

でも私はこんなに龍也に優しくされたことは無い。

私を優しく抱きしめ、左手で私の頭を撫でている。

そういう夢なのか。

でもお互いの体温を感じているということは現実

「結衣…っ」

その声にその声の切なさに私は思わず体が反応してしまいそうだった。

泣いてるの?

あの龍也が?

この状況を理解してもなお理解し難い状況であることは確かで落ち着こうと目を瞑った。

その時頭を撫でていた手が私の頬に添えられた。