目の前には群がる男達

そして、

「なんで…」

「よぉ?結衣久しぶりだな。」

不敵な笑みを浮かべる龍也が目の前にはいた。

廊下にズラーッと並ぶ龍也の仲間

ちらほら昔見たことある奴がいて嫌な汗が背中を流れる。

教室には殺気を隠す気などない流星がいて、流星を不思議そうに見る琉貴、太陽、月夜、空斗

もう、後には戻れない。そう悟った瞬間だった。

そんなに長い期間ではなかった私と彼等との時間

これからも、覇王のみんなと一緒にいたかった。

流星ともずっとずっと一緒にいたかった。