総長の命令で幹部室に集められた俺たち


重々しい空気の中口を開いたのはやっぱり総長の流星だった。



「調べたところ藤堂組が絡んでるこれ以上は族が首を突っ込むところじゃねぇ。俺はしばらく組の方で動くから覇王は琉貴に頼んだ。以上だ。」


その流星の言葉に副総長の俺を含めた幹部3人が『は?意味わからねえ』という顔をしていた。


そんな中で太陽が口を開いた。


「…俺たち仲間じゃん、瑠羽だか結衣だか知らねえけどそれでも出会った日から覇王の姫のあいつのことで俺らが首突っ込むのは当たり前だろ」



「珍しく太陽がいいこと言ったな」


俺のそんな一言に月夜と空斗がうなづいた。