潤が病室に来た。
そして、私を避けてた理由を言った。
でも、私は冷たく返した。
そんなこと思ってたない。
でもね…
こう言わないと、あなたは私から離れてくれないでしょ?
私が冷たくしないと
あなたは私から離れる理由がないでしょ?
「…それだけ?」
「え?」
「話は、それだけ?潤。」
「あ、あぁ…」
「じゃあ、帰って。」
「…え?」
「…今、あんたの顔見たくないの。
帰って。」
「いや、でも…」
「帰ってって言ってるの!!
もう、私の前に顔出さないで!」
私は声を上げそう言った。
「…わかった。
また明日来るな。」
「…」
私は彼に背を向けた。
涙を見られないために。