ピ…ピ…ピ…ピ…ピ…
機械音が聞こえてくる。
ゆっくり目をあけると。
「いち…のせ…さん?」
「咲桜さんっ!!大丈夫っすか?!」
「…うん。大丈夫。」
「咲桜さんっ」
「咲桜さんっ」
「「「咲桜さんっ!!」」」
「みんな…ごめんね。
心配かけて。」
「いや、もう大丈夫ですか?」
「うん。大丈夫。」
「先生呼びますね。」
そう言って、一関さんがナースコールを鳴らす。
少しすると、
「陰山さん。大丈夫ですか?」
「あ、はい。もう大丈夫です。」
「そうですか。
まだ今日は安静にしててください。
明日お話しましょう。」
「わかりました。」
「咲桜さん、ごゆっくり休んでください。」
「「「「「ごゆっくり。」」」」」
「うん。
ありがとうございます。」