…それで、突然あんなことを言ったあたしに、その声の主は冷たい目を向けてくるばかり、で… っていうか、背、高い。 あたしだってそんなに小さいほうじゃないけど、完全に見下ろされてる形になってる。 どうしようもできないこの状況に、一声発するのさえためらう。 …でも。 「えと、あの」 「…なに」 「あの、好き!好きです!!!」 …ああ。 これこそ、やってしまった。