そして素早い動きで背後に回り軽く首にポンと木刀を当てた。


土「一本！」


沖田は軽いショックなのか肩を震わせて、うつむいている。



と思ったら、


沖「もう一回やりましょう！吹悠さんいいですよね！ね！」


『え、でも』


沖「壬生浪士組にも晴れて入るんですし、いいですよね。まさか逃げる気じゃないでしょう？」


腕を馴れ馴れしく引っ張って目をキラキラさせている沖田は非常にうっとおしい。


『わかったから、この手を離せ「わかったんですね、じゃあまた明日やりましょう」……あ』



土「まあ、総司がそう言い出したら無駄だ。諦めろ。それと、入隊おめでとう」


『はあ…』


前途多難だな、こりゃ。