土「……えせ。」
那「はい?なんて言いましたか?」
土「返せって言ってんだよ!!!」
最後の力を振り絞り地面に刀を突き立て立ち上がり呪文を唱えた。
土「我が名の下に
啼け 朱雀
来たれ 全てを灼きつくす 地獄の業火
急々如律令‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
体の内側から焔が噴き出す。
熱い。
燃えそうだ。
妖力の奔流が体を燃え尽くそうとしている。
無理もない。本来刀を持ってなくてはできない技をやっているのだ。
体の限界か。
でも、ここであいつを攫われるのだけは、
それだけは、
俺の体はどうなってもいいから、
届け!
土「いっけええええええええええええ‼︎‼︎」
業火の焔は狙った対象だけをどんな物でも焼き尽くす。
殺れた。
