新撰組と神の護り手伝説


違えよといった割にはやはり少し哀しそうな目をしてるように見えて、少し笑ってしまった。


土「なんだ。何がおかしいテメェ。」

『なんでもありませーん。ほら!あんな所に甘味屋さんが!行こう!』

土「はあ?おまっ、遊びに来てんじゃねてんだからな!」



怒りながらもついてきて甘味屋に付き合ってくれる土方はなんて優…






…なんて?


一瞬胸によぎった想いを捨てもう一回仕切り直す。


怒りながらも甘味屋に付き合ってくれる土方はなんてちょろいんだろう。



うん。これで合ってるんだ。だってそんなはずがないんだ。きっと土方は熱があるんだ。



『ふぃふぃふぁふぁ、ふごふぇぐふぇふおふぁんふぉふぁ?』

(訳→土方、熱でもあんのか?)


土「お前もの口に入れてる時に喋んな。汚い。それに熱何ぞねぇよ。」


口いっぱい頬張ったせいで中々発音が聞き取れないはずだが…コレ聞き取れたのか…。



店を出て屯所に向かった。もう日が大分傾いてきてしまっている。

『お御馳走様でした。』


土「…はぁ。分かってたけどお前総司並みに甘味好きだし食べるよな?

金払うの俺だぞ?まあその分働いてもらうからいいんだが…。」


『団子10串ぐらい普通だろ。最後の一言はあり得ない本当にありえーないあり得ないものだがな。』

土「10串は異常。働くのは通常だ。馬鹿」


『馬鹿じゃねえええええええお前だそれは!』


土「なんだお前上司に文句あんのか?」


『職権乱用だ!職権乱用だ!皆さんこいつです!こいつが悪人だ!パワハラじゃあああああ』


叫んだ拍子に近くにいたらしいカラスがバサバサッと飛んで行った。