菊宗「ただし、わしも連れていけ。」


それは逆に頼もしい。


菊宗「わしが行く時代を決める。」


うっそれは、我慢しよう。しょうがない。


菊宗「わしは普段は妖刀じゃ。妖も人も斬れる神の刀となろう。

いざとなったら使うがよい。」



菊宗がポンッと音がして男の姿から刀に変化した。

柄に黄色の澄んだ光を放つ宝石が埋め込まれており、その宝石を取り巻くようにつたの模様が書かれている日本刀だった。


思わず溜息が出る。



綺麗だった。やはり神の刀というのは。