「…おい、てめぇ!いくら琉偉でも許さねぇ!」
龍崎は天城くんの胸倉を掴んだ。
天城くんはニコッと爽やかスマイルで龍崎を落ち着かせた。
「悪い、冗談だよ。仲間の女に手出すわけないだろ?」
すると、龍崎は掴んでいた胸倉を離した。
天城くんは乱れた制服を着直す。
「…分かってる。お前はそういう奴じゃねぇってことぐらい」
…この2人、仲が良いのかな?
お互いを信頼し合ってるっていうか…
ま、まさか…!?
「…もしかして、天城くんって…ヤンキー…?」
「ん?そうだけど、それがどうした?」
やっぱり…!
あたしの予想は当たっていた。
…だって、仲間とか、口調とか、2人が仲が良いとかヤンキーしかあり得ないじゃん!
「俺たちは、ずっとガキの頃からつるんでるんだよ」
「まぁ、俺と琉偉は同じ仲間ってことだよ」
「な、なるほど…」
ヤンキーの世界に納得は出来ないけど…
2人の関係には納得出来る。
「ってわけだから、よろしくね。結愛ちゃん」
天城くんはあたしに手を差し出した。
…握手ってことだよね?
「う、うん。よろしくね!」
あたしは天城くんの手を握った。
…わぁ、大きくて綺麗な手!
…それに、天城くんならヤンキーでも仲良くなれそう!
優しそうだし、爽やかでクールだし!

