恥ずかしいから、言わなくても伝わっているだろうからって、自分で勝手に言い訳をして、逃げていた。 あなたに、一度でも「好き」と伝えていたら、何か変わっていたのか、なんて ーー後悔しても、もう遅い。 しん、と静まり返る、ふたりの部屋だけが、もう手遅れだって、教えてくれた。