彼の部屋には
今まででに何度も訪れている。


だけど今日は
まるで別の人の部屋に来てしまったような気がして
違和感だけがこの部屋に漂っていた。


来慣れた彼の部屋のはずなのに
この部屋で
何かとんでもないことが起こっていそうな
そんな感じだった。


「飲み物持ってくる」


そう言って彼はこの部屋を出た。