にじいろ。




あのときは
同い年の友達のような感覚だったけれど
今では彼女が妹のように思えてくる。


彼女のチョコレートへの食いつきは
相変わらずだった。


でも
彼女のそういった仕草の1つ1つが
僕を安心させた。


彼女と一緒に
僕も小さなチョコを1粒食べた。


それがいつもより甘く感じたのは
僕の気のせいなのかもしれない。