だけど
彼は安堵していた。


彼女は本当に何も変わっていなかったから。





若干サド要素で構成された彼女の性格も


ぐさりと刺さるストレートな言葉も


イタズラな笑顔も


ときどき見せるその表情も。





昔と全部、一緒だった。