にじいろ。




いつも元気に動き回る彼女を
幼い頃からずっと見てきたユウタ。


そんな彼女にとって動けないということが
どんなにつらいことかが
ユウタにはよくわかる。


彼女の自由を奪ったのは自分。


何の償いにもならないし、
今の状態が元通りになることもないのは
わかっていた。


けれどこうして毎日会って謝らないと
彼女に顔を見せることができなかった。