会った事も、名前も知らない彼女を
こんなにも沢山、羨ましいと思う。
失恋って、不便だな…。
苦しくて何も手につかないや…
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「 行ってきまーす。」
夏休みに入って、私は補習のために学校へと向かった。
今日から3日間、一日中授業を受けて最終日に再試験で合格点を出さなければならない。
「 早苗っ!」
「 びっくりしたー、康太か…」
「 お前、今日から補習?」
学校に向かう途中、康太に声をかけられた。康太が所属するサッカー部は夏休みも練習があるらしく、部活のバックを肩にさげていた。
私と康太は並んで学校までの路を歩き出した。

