私は湊の手を振り切って帰った。 本当は、今すぐ抱きつきたいくらい愛おしかった。 やっぱり、湊が好きだった… 和磨くんと出掛けて楽しかった。 だけど、" 好き "とは違った… 何も言葉なんて無くてもいい、 湊の隣に座っていた頃は、 それだけで安心出来たから。