私と和磨くんは、中庭のベンチに腰掛けた。 「 早苗は、進学はしたいの?」 「 一応ね。けど、私、特技も無いし夢中な事が何もない。」 「 そっか……、この前、出来た美術館行った事ある?」 「 美術館?……ないよ?」 「 俺も美術なんて柄じゃないんだけど、偶々通り掛かって……建物がすげぇ形してんだよ!!」 「 ……え?笑、どんな?」 「 なんか、こう…?……なんつぅうか……」 和磨くんが真剣に手で形を表現しているのが意外過ぎて可笑しかった。