◇Sleeping Beauty◇~暁の目覚める時~




「お………い…………」

「あぁっ………」


痛いっ、痛い!!考えれば考えるほど、頭が痛くてたまらない。



ーまだ、帰る時ではないわ。


えっ…………?



静かに、私に語りかけてくる声が聞こえた。



ー私を探してくれるのでしょう?

ーそして壊して



あぁ、そうだ。私はあなたを探してここへ来たんだ。



声に耳を傾けていると、不思議と頭痛が止んだ。



「おい!!雫!!」

「!!」


名前を呼ばれ、私はようやく我に返る。そして、そこにいたのは………



「やっと見つけた!!本当、どこにいたんだよ!!心配するだろーが!!」



会いたくて会いたくて仕方なかった、ルークがそこにいた。



「ルーク………?」


信じられなくて、私は泣きそうに泣きながら、確認する。


「ったく!!」


ギュッ!!


ルークは私を胸に抱き込んだ。その手が少し震えているようにも思える。



「もう、会えないかとっ………」

「手、ちゃんと握っててやれなくて悪かったな……。もう、大丈夫だ」



私はすがるようにルークの背に手を回し、泣きじゃくった。