「お………い…………」
「あぁっ………」
痛いっ、痛い!!考えれば考えるほど、頭が痛くてたまらない。
ーまだ、帰る時ではないわ。
えっ…………?
静かに、私に語りかけてくる声が聞こえた。
ー私を探してくれるのでしょう?
ーそして壊して
あぁ、そうだ。私はあなたを探してここへ来たんだ。
声に耳を傾けていると、不思議と頭痛が止んだ。
「おい!!雫!!」
「!!」
名前を呼ばれ、私はようやく我に返る。そして、そこにいたのは………
「やっと見つけた!!本当、どこにいたんだよ!!心配するだろーが!!」
会いたくて会いたくて仕方なかった、ルークがそこにいた。
「ルーク………?」
信じられなくて、私は泣きそうに泣きながら、確認する。
「ったく!!」
ギュッ!!
ルークは私を胸に抱き込んだ。その手が少し震えているようにも思える。
「もう、会えないかとっ………」
「手、ちゃんと握っててやれなくて悪かったな……。もう、大丈夫だ」
私はすがるようにルークの背に手を回し、泣きじゃくった。


