◇Sleeping Beauty◇~暁の目覚める時~




(罪滅ぼしになるなら)


そうだ、あの時聞こえたセンリの声。あの声と何か関係があるの??



ーソレハ、魂ノキオク



「え…………?」



頭の中で、誰かが語りかけてくる。声とは違う、不思議な感覚……




ー置キ去リ二サレタ、後悔ト罪



(目を覚ましてくれ!!)

(お前がこの世界を望むなら……俺は…)




沢山の声が聞こえる。酷い、頭痛がした。



『ホッホッホッ。罪滅ぼしの為に、ワシの人形となるか』



『せめて、この世界では、笑っていてほしいんですよ。アイツには…』



その顔は、とても悲しげで、それでもカイの事を話す時だけは、笑みを浮かべていた。



「アイツ、俺なんかの為に………」


「なんか、じゃないよ」



「え………?」



どういう意味だと問うように、カイは私を見つめた。



「他の誰でもない、カイの為だから、センリは動こうとしたんじゃないかな」


「でも、俺は、そんな風に優しくしてもらう理由なんてないんだ」



カイは俯き、拳をギュッと握りしめた。



『俺より強いのに、どうして手加減すんだよ!!一成!!』


「あれ…………」



いつもの声が、センリのものではなく、カイのものだった。



『一成、お前のせいじゃない。俺が、弱かったからなんだ…』



「何だ、今のは…………」



カイにも聞こえていたのか、驚いたように目を見開いて頭を抑えている。