「そう……だよな。騒いで悪かった…。俺、ちゃんと聞く」
「大丈夫、きっと何か理由があるんだよ」
私の言葉に、カイは不安そうに頷いた。
『お前がカイの分まで仕事するっていうなら、ワシは構わんさ。お前の腕は勝っているからな』
『カイに、人殺しなんてさせられないんです』
人殺し………人殺し!!?
私は、叫びそうになる声を何とか抑え、隣のカイを見上げる。
「嘘だろ………どうして……。くそっ、俺はっ…」
そこには、色んな意味の“どうして“があるように感じた。
親友の嘘へのどうして。
団長の裏切りへのどうして。
そして、何より情けない自分へのどうして。
『何故だ?何故、そこまでカイにこだわる?』
『………罪滅ぼし…なのかもしれません』
罪滅ぼし………??
なんだろう、何かが心に引っ掛かる。そうだ、こんな感覚、前にも……


