◇Sleeping Beauty◇~暁の目覚める時~





『目標は始末しました』


『ホッホッホッ、仕事が早くて助かる』



それは、とても物騒な会話だ。笑顔の団長と、無表情なセンリの相反する表情が不安をさらに煽る。



『お前も、馬鹿なヤツだな。カイの為にそこまでするか』


「俺の為……?それってなん……!!」


今にも飛び出しそうなカイを、私は腕を掴んで引き留めた。



「カイ、知りたいなら、今はじっとしていたほうがいいよ」



「そうだけどよ………」


「心配なのは分かるけど、今出ていったら、知りたいこと、知れないかもしれない。カイが、関わってるなら尚更」



ここで出ていったら、きっと真実がうやむやになる。


カイに関わる事をカイ自身が知らない所を見ると、二人はカイに知られたくないことがあるってことだもの。



「聞きたいことは、あとでこれでもかってくらいセンリに問いただせる。でも、センリが真実を話すかは分からないでしょ?」


「センリは、俺の親友だぞ!?俺に隠し事なんて………」


「守るための嘘もあるって事!」



センリは、カイの為に何かを隠してるのかもしれない。だって、団長さんは確かに言った。



ーー“カイの為に“と。