『目標は始末しました』
『ホッホッホッ、仕事が早くて助かる』
それは、とても物騒な会話だ。笑顔の団長と、無表情なセンリの相反する表情が不安をさらに煽る。
『お前も、馬鹿なヤツだな。カイの為にそこまでするか』
「俺の為……?それってなん……!!」
今にも飛び出しそうなカイを、私は腕を掴んで引き留めた。
「カイ、知りたいなら、今はじっとしていたほうがいいよ」
「そうだけどよ………」
「心配なのは分かるけど、今出ていったら、知りたいこと、知れないかもしれない。カイが、関わってるなら尚更」
ここで出ていったら、きっと真実がうやむやになる。
カイに関わる事をカイ自身が知らない所を見ると、二人はカイに知られたくないことがあるってことだもの。
「聞きたいことは、あとでこれでもかってくらいセンリに問いただせる。でも、センリが真実を話すかは分からないでしょ?」
「センリは、俺の親友だぞ!?俺に隠し事なんて………」
「守るための嘘もあるって事!」
センリは、カイの為に何かを隠してるのかもしれない。だって、団長さんは確かに言った。
ーー“カイの為に“と。


