「この世界の住人は、必ず何かを抱えて生きてる。それを思い出したとしてもおかしくはない」
「そうだよな!人間、辛いことの一つや二つあるって!」
センリの言葉にカイが同意する。
同意?ううん、何かやっぱり違和感がある。ただ、それがなんなのか、私には分からなかった。
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「ルークと離れた場所が、どこだか分かるか??」
カイの問いに、私は首を横に振る。
「サーカスの近くっていうのは分かるんだけどこの街の事もよく分からないから………」
ここが日本のような島国なのか、はたまた同じ大陸なのか………地理をつかめていない。
夜が明けないから、正しい暦は分からないけど、この世界にきてから、数日くらいしか経ってないのだ。
分かるわけないよ…………


