「私にとっては、ルークがそうだったの」
私を、あの搭から連れ出してくれた。命がけで、私を庇ってくれた。
「ルーク……探してるヤツの事か?」
私は「そうだ」と頷く。
「私の手を引いて、助けてくれた人。ルークが傍にいてくれたからこそ、私は明るくいられたんだと思う」
軽口を言えたのも、ルークが傍にいて、安心していたから。離れて初めて、その存在に助けられてた事に気づいた。
「なら、尚更探さないとな!大切なら、離れちゃだめだ。傍にいて、失わないようにしないと」
「うん………ねぇ、カイ。見つかる……かな」
不安顔でカイを見上げると、カイは安心させるように優しく笑いかけてくれた。
「明日、一緒に探しに行こうぜ。絶対に見つける!約束な!」
「カイ………うんっ!」
私はようやく笑う事ができた。
うん、会いにいこう。ルークを探そう。私が信じられる、大切な人だから……
そう心に決めて、私は改めて微笑んだのだった。


