ドキッ 今まで先生と二人きりで居ても、全く意識して無かったのに 先生の笑顔を見た瞬間、心臓がバクバク暴れ出した。 「っ……」 赤くなった顔を隠そうと俯くと 「坂口…?どうしたんだ? あっ、ポンポンすんの嫌だったよなゴメンな?」 何を勘違いしたのか、手を離して謝られてしまった。 それでも鳴り止まない心臓に、先生を直視出来ず私はなんの反応も出来ない。 そんな私を見て 「坂口?体調悪いのか?」 心配しだす先生。