「宿題の応え、聞きたいな。」


花束を抱えたまま、不安気に私に問う先生。


それすらも愛おしくて


この1年間、何度も言い掛けて留めた言葉を私は言う。



「先生っ私も好き!大好き!」


ピンクのコチョウランの花言葉を思い出して、思わず嬉しくて

泣きながら先生に抱き着く。


「うおっ危ないだろ。」


なんて言いながらも私を抱き留め、背中に腕を回す。