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『さ、やか…生きて…ね…」
『おかあさぁぁぁぁぁぁぁん!!!』
私の周りにはたくさんの死んだ人がいて。
友達、お兄ちゃん、お姉ちゃん…
お母さん。
私は服も手もまっかっか。
私の小さな手の中にある、ナイフも…まっかっか。
『おかぁさん?ね、起きてよぅ…』
冷たくなったお母さんをゆすり続ける私。
『おと、さ…』
『お前は才能があるなぁ…なぁ、働いてみないか…?』
お父さん、なんでお母さんを殺したの?
『お前はもう立派な人殺しだなぁ…?』
違う!!私は、人殺しなんかじゃ…
『やめて!殺さないで!!』
『お願い!!子供だけわぁぁ!!』
『この人殺しがぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
ーー
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」

