中村のその一言で、皆はどんどん散っていく。
…絶対捕まるでしょ。
あうとー。
…残ったのは私たちだけ。
「え、いかないの?」
そう聞くと、ニヤリと笑った東雲が振り向いた。
「…よくも蹴ってくれたな。めっちゃ痛かったわ〜。」
…急になに!?
痛いとか嘘だろ!?
「しっかり掴まってないと振り落とすから!」
「っうぇ!?」
のわあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っっ!!!!
そして急発進したバイク。
え、ちょうわうわ!落ちる!
もうしがみつくしかぁあ゙あ゙ーー!!
「しっ、ぬゔゔゔゔーーー」
「おらぁーー!」
いやだまだしにたくな*○☆♪#°$¥÷
「そこのバイク止まれー!!」
そう言って後ろから来たパトカー。
このタイミングで!?
このタイミングで!?
「無理ー」
無理ーじゃねえよぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙!!!
とまれよぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙!!!
「ははっ、はははっ!」
なんだこいつゔゔゔゔーーー!
「警察いなくなったなー」
「当たり前じゃあ゙あ゙あ゙あ゙」
まだ!?まだなの!?まだ着かないの!?

