The girl is “Betrayer”




「絢香ちゃんがかわいそう!」

「もううちらの前にも顔出さないで!!!!」

「こういう馬鹿には…罰が必要よねぇ…」


そうにたっと笑ったのは1人の女は私の前に来て…



ドカッ


「ゔっ…」

腹を蹴り上げた。


痛い…

息が…

それが始まりの合図かのように、ゴミが飛んできたり殴られたり。


「死ね!!」

「消えろ!!」

そういいながら狂ったようにけるぱんだ。

痛い、痛い痛い痛い…

助けて。


「い、た…」

気付いたら、周りには栗原絢香と女が数人しか残っていなかった。


「ふふっ、ざまあみろ」

ゾクッ

天使…?そんな風には見えない。

堕天使とかいうレベルじゃないよ。


もう、悪魔だ。


「絢香ちゃんに、土下座して“申し訳ありませんでした。絢香様”って言えよ」

は…?

いうわけ、ないでしょ…

「いや、だ…」

「言えっつってんだよ!」


「ゔっ…」

さっき蹴られたところを…っ!

も、やば…



「ねえ、なにしてんの?」