The girl is “Betrayer”



下に行くと、もう高級です!って感じの黒い車が。

…もしかしてこれに乗るの?

たかが水着を買いに行くだけなのに?


「あ?乗んねーの?」

東雲がそう言うけど、無視。


「さやちゃん…ほら、乗ろう?」

「うん。乗るよ?」


でも、空いてるのは東雲の隣だけなんだよ。

嫌がらせ?

嫌がらせだよね?


「…中村、席交換しない?」

「え?やだよ、めんどくさいし。」

中村冷たい!!

「早く乗れよ。」

あぁ、やばい。一条が機嫌悪くなってきた。


「はぁ。わかったよ。」

バタんっ。


我慢して乗ったものの、東雲の視線が痛い。

もう無視するしかないよね!?

「なぁ、さやか。」

「黙れ変態」

「おい、機嫌直せって」

「お黙り変態」

「なぁ、おいって」

…しつこい。


「おのけん、変態がうるさいんだけど…」

「変態じゃねーし!!」

はぁ!?何言ってんの!?

「着替えてる女の子の部屋に入ってきたお前は変態だぁ!!!」

「女の子ぉ!?誰がぁ!?」

「私じゃぁ!!」


はっ、無視すると決めたじゃないか紗矢香。

「ふんっ」

「な、てめ!」


無視無視無視無視。


「あ、プリン買ったの忘れてた。」

「まじ!?」

嘘!?欲しい!!