その後、東雲は一口食べて私とおのけんにフルボッコにされた。
「なぁー夏休みどっかいこーぜ」
おのけんがそう言った途端、みんなの顔が輝き始める。
「いーねぇ!僕海に行きたい、海!」
「あ、私も!」
海何回かしか行ったことないんだよね。
楽しみだなぁ。
「そういえば、冬夜が別荘持ってたよね」
別荘!?
中村なんて!?
別荘!?すごい!
「別荘?一条、お金持ちなの?」
この豪華で広いそうとしか思わないよね
でも、そう私が言った瞬間、静かになる。
え?これダメなやつ?
「あ、ごめ…」
「別に。」
一条は不機嫌になったし。
空気は悪いし。なんかごめんなさい…
「そんなことより!!いつ行く?」
重た〜い空気は西条の言葉で少し軽くなった。
ありがとう西条。ごめんなさい。
「明日ー!」
いや無理だろ。
明らかに無理だろ。
「んー…来週?」
「じゃ来週で。」
と、いうことで。
来週、海いきます!

