The girl is “Betrayer”

そう一条が叫んだ瞬間、ザワザワし始める。

そうですよね。まあ、嫌ですよね。


「大関、なんか一言言ってやれ。」

え、嘘でしょ?

無理無理。

あ、やりますからどうか一条くん睨むのやめて。



「…き、聞いてええええええええええ!!!!」

力の限り叫ぶ。

明日喉枯れるな。最悪。

「私は、青龍の元姫です。」


そう、響くように言う。

コソコソという声が聞こえる。


「さやぽん!?そんなこと言わなくていい「静かに。」


西条が止めようとしたのを東雲が止める。


「大半の人が知ってるでしょう。私は青龍の裏切り者だということぐらい。」


「なら何故ここにきた!!!!」

「俺らのことを裏切るつもりか!!」


おのけんが叫ぼうとするから、目でやめて、という。

おのけんはそれに気づいたのか、叫ばなかった。


…私の戦いだから。



「私は裏切ってない。でもそれは信じなくても個人の勝手。」

「嘘つくんじゃねえ!!ビッチが!!」

「ビッチwww」


東雲黙れこのやろう。