The girl is “Betrayer”



「…やか。」

ん……

誰…


「…紗矢香、起きろ」


「ん…ぅ…」

うっすら目を開けるとそこには東雲の顔のどアップが。


「う、わっ!」

ガンッ


「うっぐ…」

「ってぇな…」


痛い!!

びっくりして勢いよく起き上がったから、覗き込んでた東雲の顔と衝突。

…いたいーー!


「痛…痛い…東雲の…馬鹿野郎…」

「いてぇのは俺もだからな!?」

それより!!寝ちゃった!!寝ちゃった!!

「今何時!?」

「昼休み。」

昼休み…

屋上にきたのは、二時限目の時だから…

三時限分さぼってしまったぁぁぁ!!


「なぜ起こさない!?」

最悪!!

もうやだ。東雲ほんとやだ。

「いや、俺も今起きた。」

「馬鹿野郎!!」

もう怒っても仕方ないか…

あぁもう最悪。

はぁ、お腹すいた。

お弁当…は教室だっけ。


「お腹すいた。お弁当とってくるから待ってて。」

「おー俺メロンパン」

「いや、買いに行かねーよ!」

「えー…はい。お金。」

自由人め!!!!

はぁ、まあいいか。