「でさぁ、さやぽんてどこの学校なのぉ?」

西条、さやぽんてなんだ、さやぽんて。

「青龍たちと同じとこ?」

「…あー、そうそう」

「じゃあさっ!玲音と一緒だね!」


玲音…?あぁ、東雲か。

「東雲と?見たことないけど。」

「玲音、授業まだ出たことないのかなぁ?」


はっ!?もう2年になって一カ月ほど経ってますが!?


「じゃあ、馬鹿なんだ…」

「なわけねええだろ?」

「ゔっ」


お、おも…

何事かと思ったら東雲が上に乗ってる。


「俺が馬鹿だと?お前のが馬鹿に決まってるだろ?」


「…重い!東雲、重い重い重い!!」

「んなっ、俺に重いとか言うなよ!お前の方が重いだろ!」


「失礼!!女の子にそういうの言っちゃダメだから!!!!」

「女ぁ?そんなのここにいるかぁ?」

「私じゃぁぁぁ!!!」


なんだこいつ!!

「西条、こいつ、うざい!」

「うざいぃぃ?」


「さやぽん、西条じゃなくて晶って呼んで?次間違えたらたこ焼き奢りね?」


…んむぅ。

「わかった。」


「てめぇ!人のことウゼェとか言ってんじゃねーよ!」


「お前しつこい!!」