「よく頑張ったな」
そう言って優しく微笑みながら私の頭を撫でる東雲。
「っ、え?」
なに、なんなの?
「今の現姫、最悪だよな!!俺無理!」
おのけん…
「青龍も最低ですよね。仲間を信じられないなんて。」
中村…
「青龍つぶしてい?」
西条…怖いよ…
「ん、泣く?」
「ッ…泣くわけないでしょ?」
こんな見知らぬあったばかりの人を信用なんてできるわけない。
「姫にはならない。私は裏切り者だよ?いつあなたたちを裏切るかわからないんだよ?」
「えっ、紗矢香僕たちを裏切るの?」
えっ、もう仲間的な思考?
いやいや、なるとか言ってないから。
「なっとけば?お得なものがついてくるかもよ?」
「お前らちょっと黙れよ。」
痺れを切らしたのか一条が少し低い声で言う。
「俺ら、青龍よりつえーよ?」
っは?
意味わかんない…
でも…
利用価値はあるのかも。
「ふーん…?」