青龍の“元”姫だった私を“裏切り者”に仕立て上げて追い出した。
『絢香ちゃんをいじめてたんでしょ!?』
『姫の座を奪われるのが嫌でここまでするなんて、人間として最低ですねえ』
『裏切り者!』
『裏切り者!』
『ウラギリモノ!』
『お前にここの姫でいる権利なんて無い。出て行け。そして一生顔を見せるな。』
『ざまあみろ。あなたの居場所、貰ったよ…♪』
そういった絢香の顔は、嬉しそうで嬉しそうで…
今でも、思い出す。
…許せない。
絢香も、青龍もッ!!
助けるって言ったじゃない!!
ここにいろと!!
守といったじゃない!!!
許さない。
許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない…
ユルサナイ。
『裏切り者は全員復讐してやる』
これは、裏切り者“Betrayer”のレッテルを貼られたとある少女の悲しい復讐の物語。

