復讐するなんて言ったけどたいして決まってなかったりするんだよね。
みんなの前で土下座…なんていうのは甘い。
彼らの幸せはすべてぶっ壊す。
居場所も、名誉も、すべて。
残るものは絶望感、それだけよ。
流石に私一人は無理だから。
誰かを、利用してしまおう。
青龍より、強い族を利用すればいいんじゃない?
ふふ、覚悟しなさい、青龍、さん?
許さないけど、ね?
この辺で、青龍より強い族…
んー…
知ってるわけないか。
夜繁華街でも行って、強そうな組を聞いて回ろうかな。
まず、とにかく一回家に帰ろ。
うん、お腹すいたしね。
*
*
*
「よし。」
パーカーに少しダボダボのズボンはいて…
女の子と思われないように。
男に見えるように。
これで大丈夫。
私は、キラキラ光る繁華街に向かった。