「ずっと!!空のことが好きだったの…!!」 その言葉が俺に足りない何かを補うのに十分だった。 ぐっと、梨花を引き寄せて、抱きしめる。 ふわっと香る、梨花の匂い。 変態っぽいじゃん、おれ。 あー、かわい。 はじめてそう思った。 「なに、して…「俺も。」 「っえ?」 「梨花、好きだよ。」 なんでそんな驚くの? 「っ、私もぉぉぉ!!空だいすきだよおおお!」 「当たり前でしょ?」 「変わってないしいいい!」 「泣き顔ブサイク。」 その日から、俺たちは付き合うことになった。