手の甲で涙を拭んだ。 誰かを好きになって…付き合いたいと思う気持ち、私にはまだまだ分からない。 でも、私と…っ、私と…圭太は…2人の世界が見えていたんだ。 憧れてたんだ。 きっと…本当はそれを望んでいたんだ。 2人だけの世界を、一緒に見ていたんだ。 他の誰よりもずっと、ずっと遠くの世界に踏み出して。 まるで、あの星空のように。 なんで…っ、なんで…っ…。 今気づいても、もういないのに。 もうあの頃には戻れないのに。 悲しくて、声にならない。