梨々香ちゃんと二階に上がる。 「すごーい、新しいにおいだー」 梨々香ちゃんは辺りをキョロキョロしながら一段一段上がる。 コンクリートの壁…。 ひんやりと冷たい。 廊下には知らない顔の人でいっぱいだった。 ドアはガラス張りだ。 私はハ行だから最後辺りの席。 「うちのクラスに知り合いいなくてさー。」 廊下に出れば同じ同級生達が集まっていた。 「千尋ちゃん!おはよー!」 ひかるちゃんがゆゆちゃんを連れてきた。 「入学式めんどくさーい。」