『明けましておめでとう 颯。

去年の夏、この病院でわたしたちは初めて会ったね。

正直な話、わたしはアナタを見てこう思いました。

頼りなさそうで、優秀じゃなさそうな医者だ。

でも、私が辛いとき、いつもそばにいてくれたのは颯だった。治療が苦しかったときも、ノートにメッセージを書いてくれていた。

私が急変したときも側にいてくれてた。

二人でクリスマスを迎えたこと、新しい年を迎えたこと。

本当に宝物です。

わたしは、まだまだ死なないよ。

颯が立派な医者になるのをこの目で見て、
やりたいこと全部する。

そうじゃなきゃ、死ねないでしょ。

だから、安心して。


いつもありがとう。

        大好きな颯へ  葵より』