―――――――葵side

ずっと眠ってた。

長い長い夢を見ていた気がする、、、

夢の中で、わたしを呼ぶ声がする。
聞いたことのある声だ、、、誰だろう。

この声は、颯だ。

声のする方へと歩いていく。だけど、なかなか辿り着けない。


その時、明るい光が見えた。

目を開けると、お母さんとお父さんの顔。
耳には懐かしい声が入ってきた。

辺りを見ても颯はいない、、、
急に心細くなって颯を呼んだ。

しばらくすると颯が来たんだ。

安心した。

颯、、、ありがとう。
助けてくれて、、、