ピッピッピッピッピッ

ベッドの上で横たわる君。

その傍で、カルテを書いている俺。

君が目覚めたら、伝えよう。
そう決めていた。


「ん、、、、あ、先生。」

君が目を覚ました。 

「良かった、、、本当に良かった。
気分はどう?」

「うん、、まあまあ。」 

「そっか。おはよう!」

「うん。おはよう、、、、

あ、ねえ。ノート、、、読んだ、、?」

「うん。読んだ。
その返事は書いてある。それと、ノートの隅のことだけど、今伝えるね。」