ある夜、葵の病室へ行くと珍しく起きていた。

まさか、体調が悪いのか!?

そう思ったけど、違うみたいだった。 

葵に声を掛けると、、、


「颯、このままなら外泊できるんだよね?
外泊したら、デートしようよ。

前にノートに書いてたこと覚えてる?
颯と遊びにいきたい。」


「もちろん覚えてるよ。忘れないさ、、、

外泊して、葵の体調が良ければ遊びにいこう!
やりたいことあるんだもんな!」

「約束だよ?忘れちゃダメだからね?」

「うん。忘れない。約束だ!」

そう言って俺たちは指切りをした。