まだ知らない子ばっかりだし、名前だって全員覚えてない。
だけど皆優しそうだし、緊張感もあったけど、明るい雰囲気だった。
「凪雲くんはどう思ったの?クラス」
空は同じ質問を、凪雲くんにもした。
凪雲くんはうーんと考えながら、
「俺もいいクラスだと思ったよ」
そう笑顔を向けて言った。
私は「だよねっ」と言って、大きく頷く。
あー、もう楽しみすぎてワクワクする。
これからの毎日に、大きな期待を抱いた。
――次の日。
放課後になって、私は一人校舎を回っていた。
校舎内を探検すると、たまに面白いことが見えてくる。
中学のときも、今みたいに一人で校舎を回ってたっけ。
入学したてのとき、まだわからないことだらけだった私は、少しでもわかろうとして探検したんだ。
「あ!……可愛いっ」
中庭に行くと、木の下に一匹の猫がいた。



