「海ちゃんが好きそうな店探してたら、ここがいいってネットに書いてあってさ」
どうしよう、嬉しい……。
私は口元を手で隠して、にやけている表情を琴平先輩に見せないようにした。
今、絶対変な顔してる。
嬉しすぎて、やばい。
「私のために、ありがとうございますっ」
「どーいたしまして」
琴平先輩は頬杖をつきながら、優しく微笑んだ。
その笑顔に私の心は溶けちゃって、甘い鼓動を高鳴らせた。
いつも以上に優しくて柔らかい。
そんな笑みに、私も自然と笑顔になる。
暖かい日だまりみたいな、琴平先輩の近く。
離れたくない。
そう強く思わせるこの場所。
もっと近づきたい。
この恋は、破裂しそうなくらい大きく膨らんでいく。



